説明
プラーガー醸造所は昔からの良き伝統を育み、後世に継承してきました。何世代にも渡り、葡萄栽培を行ってきたプラーガー家には、ミハエルボイエン修道院の世襲書状の原本が保管されており、1366年には「リッツリング」、「ヒンテルデルブルグ」、および「レーバー」の3つの畑が存在したと記載されています。そして、今はプラーガー醸造所の所有となっています。その他にヴァイセンキルヘン村に「シュタインリーグル」、「アフライテン」、などの畑とデュルンシュタイン村にその他2つで合計19ヘクタールの畑を所有しております。
このワイナリーを発展させたフランツ・プラーガー氏はヴァッハウ地方の葡萄栽培第1人者です。1983年よりヴィエナ・ヴァッハウ協会の設立に大きく尽力しました。同協会の貢献により、ヴァッハウはワイン栽培地域として特別な地位に得るに至りました。1988年にはこの地域の保護協会会長も兼任しています。そして、90年代からは娘のイルゼとその夫、トニー・ボーデンシュタイン現社長が醸造所の品質を保証する役割を担っています。
「ワインとはブドウ畑を表現したものでなければならない」をモットーに、トニー・ボーデンシュタインは、それぞれの畑が持つ対象的ともいえる個性、独特の土壌および繊細なミクロクリマ等を生かしたワイン作りを行っています。異なる畑から作られたワインは、それぞれ微妙な違いを有するに至っています。一方、ブドウ畑と醸造所における作業においては、伝統的手法を踏襲するだけでなく、必要と思われる最新技術も取り入れ、常に品質向上を目指して努力が繰り返されています。




