Envinate / Taganan Blanco 2022 エンビナーテ / タガナン・ブランコ 2022

¥5,720

テネリフェ島北西部、タコロンテエリア内にある、タガナン村の畑。ビドゥエーニョと呼ばれる、昔ながらの栽培環境で、様々な品種が自根で混植されている。

タイプ:白ワイン

生産者:Envinate / エンビナーテ

生産地:スペイン / カナリア諸島 / テネリフェ島

品種:リスタン・ブランコ、マルヴァジア、アルビーリョ・クリオーリョ、その他土着品種

容量:750ml

在庫あり

説明

エンビナーテ”はロベルト・サンタナ、アルフォンソ・トレンテ、ラウラ・ラモス、ホセ・マルティネスの4人組からなるワインメーカーグループ。アリカンテの大学で醸造学を学んでいた4人が意気投合し、2005年に結成された。

大学卒業後、彼らはワイン造りのコンサルタント業を始め、これがのちに“エンビナーテ”へと発展することになる(公式のワインの販売は2008年から)。彼らは、リベイラ・サクラやカナリア諸島といった、主に大西洋気候から影響を受けた地域で、個性的な畑に焦点を当ててワイン造りをしている。彼らが四人組である理由は、”気が合い”、”志を同じくして
いる”から。その志とは、スペインの古くからのブドウ栽培文化を背景とした、その土地固有の味わいを感じさせるワインを造ること。彼らと話して感じることは、どんなところでも、良いワインはできるし、ましてやスペイン各地に残っている畑を見てくれ、という熱意だ。

4人それぞれに担当の地域があり、畑も醸造所も各地域にあるが、基本的なアイデアは、4人でワインを造るということ。密に連絡を取り合い、シーズンごとに4人で各生産地に集まり、栽培・醸造の方針を決めている。誰がどのワインを造っているの?という質問にはいつも「4人で造っている。僕ら4人でエンビナーテだ」という答えが返ってくる。

畑については、エンビナーテ所有の畑というものは少なく、多くは各地域の栽培者とともに、作業をしながら栽培指導をしつつ、ブドウを購入するという形を取っている。畑のある村やその地区の出身でない彼らが、カナリア諸島の人たちのブドウを買わせてもらうことは、最初は難しかったそうだが、畑で一緒に作業をして考えを共有し、収量による変動のない、一定の額を支払うことで、少しずつ信用を得て来た。手入れの仕方はリュット・レゾネで、ビオロジックな栽培を指導しているが、まだ全てのエリアの畑で実現できているわけではない。

リベイラ・サクラは主にアルフォンソの担当する畑で、スペインの西端、ドイツのモーゼルのように河に沿った急斜面に、ブドウ畑のテラスが連なる圧巻の風景。立っているだけで、河の方へと落ちてしまいそうな斜面に、狭いテラスがいくつも重なり、そこにゴブレの自根のブドウが植わっている光景には、彼らがなぜこの地域でワインを造りたいと思ったのかが一目でわかる説得力がある。

追加情報

重さ 1 kg