説明
ピエモンテではスカヴィーノとチェレット、ドイツとボルドー(1993年という難しい年のシャトー・マルゴー)で働き、ワイン造りを学んだヤニス・エコノムが1994年にクレタ島へと帰郷し、興したワイナリー。歴史的なブドウ栽培地域ではあるが彼がワインを造るシティアエリアのブドウ畑は多くは残っていない。標高600m以上のズィロス村周辺の畑は最適なブドウ栽培環境で、ヤニスは自身の名だたるワイナリーで働いた経験を見事にワイン造りに活かしている。
瓶詰前の熟成期間が驚くほど長く、白ワインで5年以上、赤ワインでは20年熟成させるものもある。彼の学んだ近代ヨーロッパの最高峰の醸造知識と技術、そしてヤニス自身が生まれたクレタ島という稀有なブドウ栽培環境。長期熟成を見越して醸造し、無理をせず、時間をかけてリリースされるワインは、クラシックやナチュラルの世界を超越する。




