説明
ドゥ・ヴノージュは、スイス⼈のアンリ・マルク・ドゥ・ヴノージュが、1837年にシャンパーニュ地方エペルネに創設、翌1838年にシャンパーニュで初めてカラーラベルを導⼊したことで知られます。17世紀から⼀家が姓として用いる「ドゥ・ヴノージュ」の名はスイス、レマン湖に流れ込むヴノージュ川に由来しています。
1851年には、現在まで引き継がれるドゥ・ヴノージュのシンボル「コルドン・ブルー」ラベルのワインを発表。続いて1858年には、オランダ王室オラニエ公(王太子)へのオマージュとして「キュヴェ・ド・プランス」をリリースします。エッフェル塔が建設されたことで知られるパリ万博(1889年)にはスポンサーとして参画、「ベル・エポック」を象徴する著名な舞台⼥優、サラ・ベルナールが虜となったシャンパーニュとして社交界に広く紹介されるなど、19世紀のフランス上流社会でドゥ・ヴノージュはよく知られた存在でした。
1998年からは、ボワゼル・シャノワーヌ・シャンパーニュ・グループ(Lanson-BBC)傘下として豊富なストックの維持が可能であることを優位性に、⽣産量を年間100万本以下に抑え、高品質なシャンパーニュを少量⽣産するスタイルを頑なに守り続けています。