説明
フランスを代表するワイン評価誌が揃って「DRC」 や「イケム」に並ぶ最高評価を与える「アルフォンス・ メロ」。1513 年からワイン造りを行うサンセール最古 参で、17 世紀には国王ルイ 14 世から「ワイン・コンセ イエ」に任命されていた。 所有畑は約 50ha でその内 30ha は単一区画「ラ・ ムシエール」。それ以外は区画毎に複数のキュヴェ をリリース。区画の個性を表現した個性の異なるサン セールを造っている。 当主は同じ「アルフォンス」と言う名を受け継ぐのが伝 統。現在は 19 代目「アルフォンス」が中心になり、家 族経営でワイン造りを行っている。
以前は複数区画の葡萄をアッサンブラージュしてい たが、90 年代以降はアッサンブラージュをせずに区 画毎にキュヴェをリリースしている。サンセールでは通常 65hl/ha まで収穫が可能だが、 彼等は 20hl/ha にまで削減。一方で植樹率は 1ha あたり 8000~12,000 本に増やした。多い区画では 20,000 本まで密植している。 また 1999 年からはビオディナミ農法を導入。現在畑 では化学肥料等は一切使わずに銅と硫黄のみで対 応。
所有区画の殆どは AOC の中心地「サンセールの 丘」の斜面にある。地殻変動により隆起したこの丘には南北に断層が 走り、断層と崩壊土の影響で小さな丘に異なる年代の土壌が混在する。そのため、同じソーヴィニヨンでも 全く違う個性を持つワインが出来る。
『区画を熟知する事。低い収穫量。完熟した葡萄。 ミスの無い醸造。全てが揃って、ようやく土地の個 性を映したワインが出来る』
完璧主義者が造る、緻密で極めて完成度の高いワイ ンと言える。





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